ピンク

花の色 ピンク

アンスリューム ヌンツィア

生産者さんあるいはロットによって色の出方が大きく異なるような気がします。昨年使った時は白地に柔らかいピンクやグリーンが乗っているが、個体により色にばらつきがありとの記載でした。今回はオレンジが強いですね。いずれにせよ素敵なお花です。ギフト用のアレンジメントにはぴったりだと思いませんか?

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

ゲンペイシモツケ

Spiraea japonica 'Genpei' と呼ばれ、日本をはじめとする東アジアが原産です。水あがりもよく小さくデリケートで細かい白や赤の花が咲きます。蕾の段階からどことなく品があり、今まで目に留まらなかったのが不思議なくらいです。同じ属にはコデマリやユキヤナギもあり、葉や茎がとてもよく似ています。夏の間咲くとの事、暑さにも強くお勧めです。

'源平' の呼び名は一つの花から白と淡紅色の花をつける事からだそうです。一般的には古木になると赤が出やすくなるとの事です。

Ref: https://shiny-garden.com/genpei/

ベンケイソウ オランダセダム

セダムは乾燥を好む多肉植物で、切り花にするとお水が濁りやすい品種です。頻繁に水替えをし茎を切り戻すと長持ちしてくれます。長さもありブーケにも入れられるのですが、重さがあるため初心者向きではありません。また水も濁るためどちらかというとフローラルフォームを使ったアレンジメントのほうが使いやすいと思います。

今回は短く目立たたなく使う目的で入荷しました。低い空間を埋めるにはちょうどいいお花です。やはり秋以降に使う方が花の色もよく、ベターかもしれません。

スカビオサ マシュマロスクープ

茎も長く丸い花にしては重さがないためいつも入荷しています。湿度と温度に弱い花なのですがスクープシリーズは暑さに強いとの事です。

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。本来夏の花で日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。でもちょっと目立つお花ですので注意しましょう。

ファレノプシス ミディタイプ

ミディは小さめのサイズの総称です。茎も花も小ぶりです。茎が短いため花瓶に入れた時花の重みでひっくり返らないよう注意が必要です。花が多い場合はそれだけ水を多く必要とします。もし花に元気がなくなるようでしたら、咲いている花を下から1-2輪切り取り、茎もシャープに斜め切りにし深水で管理して下さい。咲きそうもない先端のつぼみを最初から切り落とすのも有効です。

母の日前日の市場は大混雑で、この花もあっという間になくなります。運よく入手できた事に感謝です。

バラ フラクタルヴァーズ

真ん中の蕊の部分が盛り上がるユニークな形のバラです。色もソフトなベージュ。今回ははっきりした色よりも少しくすんだ色の花を入れたかったのでこちらのバラに決定。市場でも大人気、出ると瞬時に完売。運よく一束手に入れる事が出来ました。願わくばもう少し花持ちがいいとよろしいのですが.....

バラ デザート

バラが旬の時期を迎えました。ウェデイングのテーマで、他の花は白が多いため、バラの花もグリーンかかったスモーキーな薄ピンク色を選びました。葉の色が濃く花の巻きもしっかりしている物、そして茎も太めの物を選ぶようにしています。花瓶で管理する場合は水につかる葉はすべて切り落とし、花瓶の水を取り替えるたびに斜めに茎を切り、新鮮な水が吸えるように少し手を入れてあげましょう。バラは一般的に切り花になって5日間くらいがピーク。美しい時を存分に楽しみましょう。

 

キンギョソウ ネオバタフライ

黄色、薄ピンク、濃いピンク、ピーチに赤など、色のグラデーションが美しい物が多く、青以外の色があります。庭先では春から夏にかけて咲きますが、花屋の店頭では12月から並びます。日持ちは1週間としましたが、花瓶に入れて切り戻しをかければもう少し長く楽しめます。暖かくなっても花持ちはあまり変わらず一週間楽しめます。茎が太く全体的に力強くしっかりしたものを選びましょう。

食用(エディブルフラワー)でも流通があります。