花の色 赤

スカビオサ

今回は大き目のスカビオサです。色はうすいラベンダーから濃いピンクまでのミックスカラー。レッスンでは少しずつ皆さんで分け合って使いますので問題はありません。蕾ですが、茎が太く明らかに素晴らしい花が付くと判断しました。実際手物に残したスカビは5日位に花びらが開花、トップまで開花しフルブルームになると形が丸くなり目を捉える素敵な花となりました。

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。本来夏の花のようですが、日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。大きなサイズの物は目立ちますので注意しましょう。

英語名にmourningbrideとあり、気になっていましたので花言葉を調べてみました。紫のスカビオサは喪中の未亡人に送る花のようで、そのため喪中の花嫁=未亡人との別名があります。花言葉も寂しく悲しい意味がありました。

チョコレートコスモス ノエルレッド

かなりダークで茶色に近い赤です。今時コスモスなどと思いましたが、このコスモスは使った事がないため物珍しさで仕入れました。お好きな方は10本握っていましたがあまりにも色が他と違いすぎましたので、半分ご利用でした。甘い香りはバニリンという成分でお菓子などにはいっています。

水あげは一般的なキク科の植物と同じで、水につかる部分の葉を取り除き、茎を斜めに切り水に入れます。花瓶の水を替える時にまた茎を斜めに切りましょう。寒い時期で寒い場所に置いていたため花粉も気になりませんでした。本来は春から秋にかけてあたたかい時期にさくお花。2月の利用はちょっとかわいそうだった気もします。

 

ガーベラ スリ

赤いガーベラです。中芯は黒。はっきりとしているので目を捉えインパクトが出ます。多色を使い多くの種類の花と一緒にアレンジしたかったので、あえて小ぶりを選びました。

一度水が上がれば浅水で管理。水替えの際茎を斜めに切り落としましょう。

パンジー カルメン

園芸品種として1800年代に北ヨーロッパにてサンシキスミレとビオラなどを交配して生まれたようで、今日では数えきれないほどの品種があり、色も緑以外はほとんど出ています。 フローリストが使うパンジーは丈が長めに栽培されているものです。茎が柔らかく吸水フォームには向きません。小さなブーケが一番この花の魅力を出せると思います。

チューリップ プリティウーマン

花びらの先がちょっとカールする赤いチューリップ 'プリティウーマン'。目にすると手にしてしまう品種です。別枠でキープしてしまう先生です。生徒の皆さん、もしこの品種を使いたい場合は予めお知らせください。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!レッスンではナイフで葉をきれいに落とす方法もご紹介しています。

チューリップ ストロングラブ

子供たちのお絵かきにでてくるような典型的な赤いチューリップ。膨らんでくるとそこそこ大きなサイズになり、’ビッグラブ’という名前がぴったりです。花言葉や花自体の名前を利用し、「愛」を伝えるバレンタインデーの贈り物にも良いかもしれません。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!レッスンではナイフで葉をきれいに落とす方法もご紹介しています。

リューココリネ アンデス

やっぱり暖冬なのですね。今の時期に非常に立派なリューココリネを手にしました。今回はインパクトのある紫と赤の複色。甘い花たちの中に入れて少し引き締め役として活躍してもらおうとの狙いです。芳しく甘い香りです。

南米チリ原産の特有種 芳香があり白、紫、紫に赤などの複色もあり。学名にあるLindl.は John Lindley 英国人の植物学者/蘭研究者(Orchidology)

ラナンキュラス スラファト

定年退職を迎えた女性の方への贈り物としてオーダーを承りました。実は同じ歳、自分がもしもらう立場であったらどんな感じのお花が嬉しいかと考えました。何かインパクトが出るものが欲しいと思い、だったら赤い花!バラは比較的短命、だったらもっと長く楽しめるお花とあれこれ考えラナンキュラスの赤に絞りました。お仕事場が東京都府中市の鳩林荘の事務所。事務所の敷地にあるゆかりのグリーンを入れ、長年お疲れ様と思いを込めてお作りしました。お気に召されるとよろしいのです。花言葉は「あなたは魅力に満ちている」。これからも充実した日々をお過ごしください。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば、極めて丈夫です。

プロテア ピンクビーナス

赤が強いピンクです。花期は11月から2月頃まで。色の出ている苞はつややかで葉に痛みのない物を選びましょう。水はあまり必要としないとの情報もありますが、それは根があっての事。むしろサイズが大きい分お水はたっぷり必要です。水あげは丁寧に行い、開花を確認してから出荷です。開いてしまえば2週間はフレッシュな状態で楽しめます。茎はシャープに斜め切りです。ナイフを使いましょう。ドライでお楽しみになる場合も一度はきちんと水揚げし綺麗な花の色の状態でドライにすれば一年は色も形も綺麗です。

リューカデンドロン ジュビリークラウン

交配により輩出された園芸品種です。Leucadendron laxum or Leucadendron lanigerum hybrid。ギザギザした萼に包まれていて個性的。スプレータイプですので、切り分けて使う事もできます。ドライになってもよい感じです。

入手後はしっかりと水揚げしましょう。長い場合は丈を短くするとみずあがりがスムーズです。とても長持ちしてくれます。