花の色 白

カラー クリスタルブラッシュ

カラーの'クリスタルブラッシュ'は本当に一年中入手できるようです。以前使った時は6月、今は11月。値段の上下はありますがありがたい事です。

すらっとした茎でモダンな雰囲気の花です。高めにアレンジしたい場合は太い茎を選びましょう。給水フォームに挿す時は、予め木の枝などで穴をあけておくとよいです。この品種は茎をカーブさせる事ができる品種です。もしカーブしたデザインに使いたい場合は水揚げを少しの時間にすると柔らかく扱いやすいです。尚、多品種の白いカラーは曲げようとしても途中から折れますので注意が必要です。

カラーも一度水が上がれば浅水での管理がよろしいです。ご自宅では切り戻しをかけながら管理して下さい。気温が高くなるとどうしてもバクテリアの発生により茎が柔らかくなって傷むものがあります。もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。なかなか購入時にはその見分けもつかず難しい所です。モノによっては2週間楽しめるものもありますので、今後もじっくりと生産者さんを探すことにします。今回のモノは水上りがよくありませんでした。もうちょっとしっかりしたものが欲しかったです。なんだろう..やっぱり暑さの影響??今後こんな状態だと困りますね。

デンファレ ウスピンク

白地に薄ピンクのブラッシュがのっているとても上品なデンファレ。品種名の記載がありませんでした。沖縄やシンガポールやマレーシアなど暖かい気候の場所でよく育ち、一年中入手可能な花です。夏以外はほとんど輸入で、2022年春から急激な円安のためこの花も高値となってしまいました。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理すると水揚げもよくなります。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

 

ワックスフラワー オフィア

オーストラリア原産です。春から夏のお花、南半球はちょうど季節が逆の為冬に入荷する植物です。枝分かれしているので私にとっては万能選手!今回は花も大きくまた、頭頂に付く房も立派でした。円安でありえない値段でありました。フィラーなのですがどの花よりも高かった!ちゃんと確認すればよかったとちょっと反省です。

草木の為水上りが悪いです。水に浸かる葉はもとより少し上の方まで葉を落とすと水が上がりやすくなります。ナイフで茎をカットしてください。

アメリカテマリシモツケ リトルエンジェル

今月は2回もテマリシモツケを購入。今回は紅葉しておりとても深い赤紫です。シモツケの種類は庭木として人気との事で、春に手毬状の花をつける樹木です。’リトルエンジェル'は前回購入したルテウスよりも状態は良かったです。一年中あるとの事ですが、ここ最近ライムグリーンや紅葉した葉の入荷があります。

北米東部原産、寒さにも暑さにも強い庭木ですが日本の湿度には弱いようです。花はコデマリのような花が春に沢山付きます。樹皮がむけるとの事で、浮き上がった樹皮の下には次の樹皮が見えるとの事で、ナインバーク(ninebark)と呼ばれるそうです。

ナイフで斜めに茎をカットし深水で水あげしました。葉が多いため下がりやすく油断するとすぐに頭を下げてしまいます。何度も切り戻しをかけなければなかったのですが、ちゃんと切り戻すと1週間爽やかなグリーンでいてくれます。庭にあったら切り取ってすぐに水につけられますが、日が経っている場合は微妙にむずかしい植物です。

ガーベラ ビーバー

花びらは白 内側は赤のサークル、そして芯は黒とかなりインパクトのあるガーベラです。今回は荷が遅くガーベラの到着が遅れていました。お気に入りの生産者さんのはこれしかありませんでしたが、ハロウィンウィーク、作るアイテムは田舎風のブーケですので、インパクトのあるお花が入手できて丁度よかったです。

ガーベラは水揚げ後は浅水で管理して下さい。特に気温が25度以上の時は毎日茎を切り戻してください。尚、茎がいびつな物は傷みやすいので購入するときはよくチェックしましょう。

トウガラシ カメレオン

品種名が'カメレオン' 。赤の部分が多いのですが、先端が濃い紫色、オレンジや黄色も一部あります。唐辛子の房自体はほんの3㎝-4㎝程度ですが、枝ぶりがとても立派で長さが60㎝以上ありました。これほどまでの高品質な唐辛子は初めてです。10日たっていますが、まったく衰えが見えません。もしかしたら2週間は楽しめそうな気がします。つややかでしっかりと上向きな所も気に入っています。

南米メキシコなど熱帯のエリアが原産。現地では多年草ですが、日本では一年草として扱われます。

パニカム ヴァーガタム

パニカムチョコラータが一般的には流通が多いのですが、品種はヴァーガタムだと思います。そのヴァーガタムに染色している物です。水が青くなりましたので、下から染料を吸わせているのかもしれません。エアリーでとても美しいです。北米東部のロッキー山脈の東側に多く分布しています。背丈は2mにもなり秋風にそよぎながらたなびく姿は美しいです。

アレンジメントやブーケにも使いやすく風情がでる花材です。私はイネ科の花粉症があるため長い時間は置いておけませんが、花粉が飛び散らないようヘアースプレーで事前処理して使用しました。

アメリカテマリシモツケ ルテウス

ライムグリーンの優しい葉が今時珍しく、この魅力的な色に惹かれて購入しました。どことなくビバーナムの若葉のような感じです。実はバラ科のテマリシモツケ属でシモツケの仲間です。北米東部原産、寒さにも暑さにも強い庭木ですが日本の湿度には弱いようです。花はコデマリのような花が春に沢山付きます。樹皮がむけるとの事で、浮き上がった樹皮の下には次の樹皮が見えるとの事で、ナインバーク(ninebark)と呼ばれるそうです。

ナイフで斜めに茎をカットし深水で水あげしました。葉が多いため下がりやすく油断するとすぐに頭を下げてしまいます。何度も切り戻しをかけなければなかったのですが、ちゃんと切り戻すと1週間爽やかなグリーンでいてくれます。庭にあったら切り取ってすぐに水につけられますが、日が経っている場合は微妙にむずかしい植物です。今は短くして挿し木として庭で経過を見ています。