花の色 紫

パフィオペディラム/スリッパオーキット

鉢に植えられたパフィオペディラムです。赤紫色でリップの上部は白い縁取り、ほっぺの花びらの下部はライムグリーンの縁取り。葉も濃い緑、痛みがなく艶やかです。花は当然大きく株も申し分ないです。2か月は咲きますので、お楽しみいただけると思います。

パフィオ属はユニークな袋状の花弁があるランの花です。東南アジアの出身ですので、暖かい気候を好みます。寒い時期は10日一度くらいの水やりで十分です。受け皿に水がたまらないようにしましょう。

ラン科で袋状の唇弁をもつ仲間は、アツモリソウ亜科Cypripedioideaeという分類に入りますが一般的にはパフィオペディラム属でOKみたいです。尚この亜科と一緒にCypripedioideae Paphiopedilumと明記される事もあります。

デンファレ プラモット

11月ですが沖縄産の素晴らしいデンファレを発見。花容姿も美しく品が漂います。迷いはなくすぐに手に取りました!とても美しいです。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理すると水揚げもよくなります。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

スカビオサ

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。今回は背の高いアレンジメント用に用意しました。パラレルのアレンジメントに美しく収まりました。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を出すにははとてもいい花材です。風に揺れる姿はたまらなく可愛いです。

デンファレ ブラックキャット

遠目で見るとまさに黒に近い色です。深い深いバーガンディ。シンガポールからの輸入品ですが、あまりにも色が珍しく、また高品質である事から入手に至りました。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理すると水揚げもよくなります。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

トルコキキョウ セレブグレープ

暑すぎる夏が終わって花には大きな影響が出ています。本来ならば発色、茎、葉もよいお品物が出回りますが、今年はどれも今一つパワーが足りません。花が変形している物もちらほら。袋でパッキングされていますのでなかなか中の状態も確認できないので困ります。もちろんお代を上積みすればそれなりの物を入手できますが、レッスンで使うお花はそれほど高いと生徒さんの負担になります。今年は暑さの影響という事でいたしかたありません。日持ちは5日程度としておきます。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。尚、真夏は茎がぬめります。こまめに水を取り替え茎を切り戻してください。

リンドウ

本来は秋の花ですが、7月には出回っています。色は白、ピンク、青系などありますが、今回は涼し気な青系のリンドウをピックアップしました。

リンドウは竜胆と呼ばれ、根はもともと生薬として用いられていました。その味が熊の胆(い)の熊胆よりさらに苦いため竜の胆(い)として竜胆(りゅうたん)の名前となったようです。尚、今の呼び名りんどうはこのりゅうたんが訛ったものとも言われています。
Ref http://www.e-yakusou.com/yakusou/886.htm

トルコキキョウ シルクラヴェンダー

こんなやさしい色の紫色のトルコキキョウは初めて購入しました。ネーミングもデリケートな色の雰囲気にぴったりな 'シルクラヴェンダー'。花は最低でも5つ、丈は60㎝程度でしたが茎はとても太く素晴らしいお花でした。手元に残したものはそのままメインテをしながら一週間以上楽しめました。鷹見様へ感謝です。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。尚、真夏は茎がぬめります。こまめに水を取り替え茎を切り戻してください。

*写真ラヴェンダー色のお花です。

アリウム サマードラマー

購入リストにはなかったのですが、帽子をかぶったネギボウズの姿が可愛くて、思わず手にとってしまいました。アリウムはニンニクやギガンチウム、チャイブなどのネギの仲間ですが、サマードラムはネギ属の中でも背が高く2mくらいまで伸びるそうです。そうとは知らず頭だけ切って使ってしまったのを今更後悔と反省の嵐デス。次回はちゃんと素敵な茎まで見せるようなデザインにしましょう。

アリウムは日々成長し丸いボールを形成してゆきます。切り花にしてもとても開花期間が長いのも特徴です。また球体の形は目を捉えやすくインパクトも出ますので、今の時期は大いに取り入れたいですね。ただし、ネギ特有のにおいがします。茎まで切って使ってしまいましたので、周りに迷惑なくらいネギの臭い。3日もたてばおちつきますが、その間ちょっと我慢です。

アジアからヨーロッパまで、またアフリカ北部地中海沿岸や北米にも広く分布。暑さも寒さも強い球根植物です。見つけたら庭で育ててみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

アルストロメリア ザナドゥ

ワインレッドのちょっと大人の色。写真を撮り忘れてしまいましたが、なかなかムードのあるアルストロメリアでしたので購入しました。アルストロメリアは一年中入手可能な花ですが、春後半から初夏までが日本のピークのようです。今が旬!お野菜と同じで旬のモノはベストです。

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドが多く色も豊富。柔らかい花びらではあるがとても丈夫。花は散形花序・茎の先端に沢山の花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。