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中国原産・分布

バラ アプリコットファンデーション

アプリコット色、シャーベットを思い出させられる色です。カップ咲でふんわりと開きます。短命かと思いきや1週間しっかりと咲いてくれました。もちろん生産者さんの素晴らしい努力だと思います。感謝です。

今回は一本だけ蒸れの為で花首が腐ってしまいました。バラに限らずどの花でも可能性はありますが、残りの花は美しく十分役目をはたしてくださいました。花にも感謝です。

バラ アプリコットファンデーションを使ったアレンジメント

スプレーマム セイオペラページュ

本来は秋の花ですが、マムは一年中栽培されていつでも入手可能です。セイオペラシリーズはダブルのしっかりした花が3-4個茎の頭頂に付きます。どこか上品な薄いオレンジ色ですので春の時期に入れたいと思いました。

水あげは手折でも、斜めにナイフでカットでも。元気な菊はどのような方法でも水は簡単に上がります。花瓶に入れた場合のお手入れは切り戻し、そして無駄な葉を取り除く事です。暖かくなってきましたので、持ちは約10日。

ハクモクレン/マグノリア

マグノリアは3月から4月頃、桜の開花より少し前に開花します。枝は柔らかく多少の曲げは大丈夫です。開花すると大きくまた花びらにも傷がつきやすいため、蕾の段階でアレンジしてしまうとよいです。紫色の花は紫木蓮(シモクレン)と呼ばれます。ほのかでとてもよい香りがあります。今回はオーダーから漏れてしまい、一束しか入手する事ができませんでした。申し訳ございませんでした。

コデマリ

枝物の部類ですのでやや水揚げが悪いですが、丁寧に処理すると一晩で先端まで水が上がります。もし元気がないようでしたら、もう一度茎を切るか木槌などで茎の先端を軽くたたき深水で管理して下さい。花も葉も沢山ついているため他の葉の代用にもなります。長い茎を利用して動きのあるアレンジメントやブーケにしてはいかがでしょう。

ベロニカ

水がしっかりと上がると穂先まで真っ直ぐに伸びます。脇から小さい花穂が出ていますが水あげがあまりよくない植物ですので、葉とともに思い切って処分してしまいましょう。ピンク、白などの色もあります。すらっと伸びる形は他の花とはまた違った趣です。和風にも洋風にも、ブーケにもアレンジメントにも向くお花です。以前はゴマノハグサ科に属していましたが、オオバコ科に変更となりました。

オオバコについてはよいサイトがあります https://flowers.hasma.jp/family/plantaginaceae/

切り花でよく耳にするのは V. longifolia (長い葉)と V. spicata (穂状の)

2月も後半になると梅の木が一般家庭のお庭でも咲きだします。香りは爽やかで、お正月に飾った蝋梅の香りとかなり似ています。

切りたての梅をいただいても花瓶に入れると3日と短命なのですが、沢山の花から出る素晴らしい芳香を楽しんでください。待ちわびていた春の訪れを感じると思います。

余談ですが初夏に実りだす青い梅にはアミグダリンという毒があります。絶対に食さないようにしてください。

レンギョウ

枝全体を黄色い花が覆い、咲きそろうととても華やかです。デリケートで他の花などと擦れるとボロボロとすぐに落ちてしまい、気が付くと花瓶の中一面に黄色い花びらが浮かんでいたりします。ですが、花もちはよく咲きそろってから一週間はしっかりと咲いていてくれますのでレモンイエローで華やかです。

薬草として平安時代初期あるいは江戸時代に渡来。しっかりと枝を割り水あげをする必要があります。一度十分に水が上がってしまえば花が咲き続けてくれます。

マム/一輪菊 アリョンカサーモン

'アリョンカ' はふんわりと全体が解けるように咲くシリーズです。中心部は盛り上がらず少し下がります。大輪で花びらの乱れがなく咲き方がきれい、加えて優しいサーモンピンクの上品な色合いです。お正月の花の一つにご用意しました。洋マムは種類が増えとても嬉しいですね。

最近は輪菊をディスバッドマムと呼ぶ事も多いです。disbudー脇芽を取り除き一輪菊として栽培されているという事です。そんな事は昔からやっていた事で今更言う事もないのですが、英語での表現でsprayとsingle stemで頭文字が重なるよりsprayとdisbudで明確に区別がつくほうがよいのかなとは思います。さて、脇芽をそのま成長させると、スプレータイプになるのでしょうか?

キク科やセリ科の植物にとても激しいアレルギーがあり、最近は花をセロファンやネットで巻いた状態で写真を撮っています。