北米

北米原産・分布

マリーゴールド

花は小さく細い茎でしたが、鮮やかなオレンジ色がひときわ目立ち私の目を捉えました。夏らしい元気な色が気に入り持ち帰りました。フレンチマリーゴールドの花びらが一重タイプです。多色を使うブーケの中でもよいアクセントになる事は間違いありません。

マリーゴールドは北米原産のアフリカン/アメリカンマリーゴールド(センジュギク、Tagetes erecta L.)とメキシコ原産のフレンチマリゴールド(コウオウソウ、Tagetes patula L.)の2タイプが園芸品種で見られます。現在はTagetes patula L.がTagetes erecta L.と同意語とされ、Tagetes erecta L.と示されています。

ref: https://mikawanoyasou.org/data/kouousou.htm

ref: https://fukukaen.co.jp/marigold-hanakotoba/ 花言葉

 

コバノズイナ/ヒメリョウブ

新緑のライムグリーンが爽やかな枝物です。白い房状の花が付きますが今回入荷の物はまだまだ蕾。丈が長く注意しなければ水落ちしますが、とてもよいお品でしたので深水で枝に割りを入れて管理しました。モサモサとつきすぎた葉は少し取りますが、葉としての利用価値も高いためほどほどにしました。一昨年使った時は花持ち5日と記録が残っていましたが1週間大丈夫です。

ヒメリョウブというのは流通名で、リョウブより小さいことからこの名がついているとの事。科名のズイナ科はAPGIIIの分類です。

水あげはナイフで茎を深くそぎ落とすか、割を深く入れると完璧に水が上がります。とても美しいので生徒の皆さんに好評です。フローラルフォームを使う時は茎を斜め切りにして、しっかり挿しこむと水落ちしません。

 

ヒマワリ/ヘリアンサス パナッシェ

夏の代表的なお花で、市場でも黄色がとても映え手にするフローリストは多いです。種類が増え悩んでしまうくらいです。中芯も茶色のタイプとグリーンのタイプがあるようです。いずれもナチュラルなスタイルのアレンジメントにとてもよく合います。

北米原産、種は可食でき、種から絞ったおいるはサンフラワーオイルです。

ギリア・カピタータ レプタンサブルー

先月も使いましたが、今回も予定している作品のイメージにぴったりだったため入荷しました。ところが気温28度以上の夏日が2回あり花瓶の中で真っ先にダメになってしまいました。暑さが苦手というのはわかっていましたが、ここまではっきりしているとわかりやすいです。 このお花は気温が上がりすぎない4月に使ったほうがベターでしょう。

北米西部からメキシコあたりまでに分布しているそうです。暑さや蒸れが大の苦手。葉を触ると少しぺちょっとした感じがあります。おそらくペチュニアと同じで虫を寄せ付けない自衛なのではないかと思います。ギリアにはカピタータ種の他にもトリコロール種、レプタンサ種というのがあるようです。

水に浸かる部分の葉を取り除き、茎を斜め切り。4月には週に数回切り戻すとますます綺麗に開花し、約一週間持ちました。意外にも強いお花でした。5月は夏日があり4日でアウト!こんなに暑くならなければ5日位は大丈夫だったと思います。

トルコキキョウ

色は薄紫、ラヴェンダーミックスと記載がありましたが品種名なのか不明です。トルコキキョウは一枝に4本も5本も存在感のあるお花が付きます。色もとても豊富で花を沢山使うアレンジメントにはとても重宝するお花です。本来は初夏のお花ですが、一年中手に入るのはありがたいです。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にも活躍できるお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。

ギリア・カピタータ レプタンサブルー

野の花のイメージで何かないかと探していたところ、背丈40㎝程の小さな丸いギリアを発見しました。以前は目に留まらなかったのですが、ナチュラルなアレンジメントに使うため購入に至りました。北米西部からメキシコあたりまでに分布しているそうです。暑さや蒸れが苦手との事ですので、今頃が使い時ですね。葉を触ると少しぺちょっとした感じがあります。おそらくペチュニアと同じで虫を寄せ付けない自衛なのではないかと思います。ギリアにはカピタータ種の他にもトリコロール種、レプタンサ種というのがあるようです。

水に浸かる部分の葉を取り除き、茎を斜め切り。週に数回切り戻すとますます綺麗に開花し、約一週間持ちました。意外にも強いお花でした。

 

レモンリーフ

少しゴワゴワとして硬い触感ですが、葉の表面積が広く枝自体も丈夫なためブーケの花のサポートに使ったり、アレンジメントのベースをカバーしたりと使い道が多いグリーンです。このリーフに関しては輸入もので為替の影響が顕著に出ます。少しばかり円高になってきましたので購入してみました。

レモンリーフと呼ばれますが、英国ではサラル Salalもしくはゴーテリア gaultheriaと言わないと通じません。北米東部が原産。状態が良ければとても長持ちしますが、今回の物は少し乾燥気味でした。

ジュニパー/西洋ネズ

シルバーグレーの葉にシュガーフロストしたような実が枝にびっしりとつくコニファーです。原産はクロアチアやスエーデンなど大変寒い地域、アメリカの北部、さらにはメキシコの北部にも分布しています。耐寒マイナス39度くらいまで。木肌は明るめの色でゴツゴツしているのが特徴。根本まですべて使いたい一本です。実はジンの香り付けにされます。実付もよくまた特徴として乾きやすいため、葉にビニールの袋をかぶせて管理していました。クリスマスの飾りにはマストアイテムです。

モミノキ

モミの木 日本の秋田・岩手より南に広く分布する常緑針葉樹、コニファーの一種。 日本原産ゆえにJapanese firと呼ばれる。クリスマスツリーの木で、欧米では大量に出回ります。今年はヨーロッパモミが出回っていましたので入荷しました。モミは太くて大きいので、小枝は束ねる用に、太い部分はフォームに挿しこんで使うとよいです。シルバーグレーが大変美しく、これが一本あるだけでクリスマスのムードが高まりますのでマストアイテムです。

アリゾナスギ/アリゾナサイプレス ブルーアイス

森の香りがするクリスマスのエヴァーグリーン。この森林の香りはもうたまりません!北米アリゾナ州あたりが原産。ブルーかかった美しいシルバーグリーンのコニファーです。シルバーかかった色のリーフは市場でもいたるところに山積みです。このブルーアイスとナチュラルな木の実のコンビネーションは大人シックな雰囲気で今年もかなり大人気です。