12月~1月

スカビオサ フエゴベルデ

野性的なスカビオサを発見しました。なんと花からさらに茎が伸びその先端にも小さな花を付けています。モサモサしていてあまりにもワイルドで我が心つかまれ、ついつい手を伸ばしてしまいました。スカビオサはたいてい頭が下がってしまう植物ですが、この品種に限ってはパキンと背筋を伸ばし、さらに成長してゆくような雰囲気すら感じました。花持ちも抜群によく脱帽です!S. 'フエゴベルデ'は生産者様のオリジナル品種との事です。スカビオサ自体は夏の花ですが、晩秋から今頃まで流通がありますがこの品種を見つけたのは今年初めてです。今後も機会あれば入手したいと思います。

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。現地では夏の花で日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。でもちょっと目立つお花ですので注意しましょう。

生産者:千葉県 青木園芸様

ref: https://otakaki.co.jp/live/

シンピジウム/シンピジューム ラスピ

優しい色合いのピンクです。花と花との間が狭くとても花付きのよいシンピです。デンファレに桜と合わせてお見送りのブーケ用にご用意いたしました。

インド、ネパール、中国などをまたぐヒマラヤの高山地約1000mくらいの場所が原産の物と台湾など比較的暖かい場所の原産の物両方があります。ハイブリッドですので良いとこどりで寒さや高湿度に強い品種が多いです。

優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなどの蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

ファレノプシス/胡蝶蘭 ミディタイプ サンフラワー

ファレノプシス/胡蝶蘭 'サンフラワー' レモンイエロー地でリップはショックピンク。コントラストがとても強く小さいながらも主役を主張しています。もちろんそのつもりで買いましたのでしっかりと生徒さんの作品に収まっています。小ぶりの胡蝶蘭をミディと呼び、今はほぼ周年入手が可能で、色も豊富でありがたいです。2月中旬も過ぎると、我が家の胡蝶蘭たちも花を付けだしました。この花は冬から春先にかけて花芽をあげ、4月頃まで咲いてくれます。切り花にしても風にあたらない所で管理すれば、1カ月くらいは持ちます。

花があまりにも多く付きすぎている場合は、時々この花も水落ちする場合があります。下の花の数個カットし、茎をざっくりと大きく斜め切りし水揚げをしてください。このひと手間で違ってきます。お試しを!ナイフ・鋏は消毒してから使ってください。

英語ではモスオーキッド、蛾が羽を広げているような所からそのニックネームが付いたらしいですが、それにしてもエレガントな蛾ではないですか.....

ファレノプシス/胡蝶蘭 ミディタイプ

周年出回る胡蝶蘭ですので本当にありがたいです。色のチョイスが豊富な今ではコサージュにしたりアレンジメントに入れたりと私にとってはお気に入りのお花です。

小ぶりの胡蝶蘭の種類をミディと呼んでいますが、ミディタイプの胡蝶蘭には花の名前がついていない事が多いです。お花の名前は次回のリピート買いには非常に役立ちますのでぜひつけていただきたいものですが、品種改良が重なり色の出かたも多様で難しいのかなとも思うようになりました。

花があまりにも多く付きすぎている場合は、時々この花も水落ちする場合があります。下の花の数個カットし、茎をざっくりと大きく斜め切りし水揚げをしてください。このひと手間で違ってきます。お試しを!ナイフ・鋏は消毒してから使ってください。

英語ではモスオーキッド、蛾が羽を広げているような所からそのニックネームが付いたらしいですが、それにしてもエレガントな蛾ではないですか.....