12月~1月

バラ

レッスンで使う中輪サイズの白バラを探していました。名前のないバラが目にとまりましたが、まだ蕾の状態。茎や葉の状態で判断し購入しました。切り戻しをかけながら10日も楽しめました。さらに2週間後にブーケとして短くカット。すでに終わりかけていましたが短くした事により再び水があがり、主役として役目をはたしてくれています。こんな事なら全部取っておけばよかったと後悔したくらいです。

一般的にバラは日持ちがしないとの認識が多いかと思いますが、冬のバラは素晴らしく長持ちします。特に玄関など暖房のない場所ですとお値段以上の幸せなリターンがありますよ!

白バラのウィンターブーケ

ブルニアレッド

南アフリカケープ地方原産。ナチュラルな赤い色はどんな植物ともよく合いクリスマスの時期には欠かせないアイテムです。南半球原産のため日本へは10月下旬頃から12月頃までに流通します。

 

チューリップ ラップトップ

紫色のチューリップ。カザフスタンやウズベキスタンなど中央アジアから西アジアの山岳部が原産。切り花になっても毎日少しずつ成長します。まだちょっと早いかなと思いながら目が釘付けでした。クリスマスのアレンジメント、キャンドルに合わせた色を探していましたのでちょうどよかったです。ブーケにし、寒いところに置いていましたら10日くらいたって色が褪せ、いい具合にワイルドな趣になりました。他の花と違ってチューリップの花びらは艶が出ながら朽ちてゆくのです。そこもまた魅力と感じます。

シンピジューム メロンパンナ 

ネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きお正月に用意したいお花の一つです。花が多く付きすぎていると水の上りが悪く難しい時があります。ファレノやシンピジュウムなど立派なラン程花が多く付き水揚げが悪いものです。万が一花が萎れてきてしまった場合は、下の花数個を切り落とし、思い切って短く茎をカットしてください。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

徳島県が日本一の生産地です。ref: シンピジューム

マム チスバ

花弁の先が細いスパイダータイプのマム。中心部の茶色から次第に黄色にグラデーションする素敵な色についつい目が行ってしまいます。最近のマムはとても美しくいつも選択に迷ってしまいます。もしご自分でマムを購入する時、葉を確認してください。肉厚なものを選ぶといいですよ。様々な花が長持ちする時期です。少しずつ切り戻して楽しんでください。

ブロメリア レッドパロマ

一見葉のようにユニークな形をしていますが、小さな青い花が出てくるはずです。(手元に残りませんでした) 南米エクアドル原産。ステムは長く80㎝もありブーケ、アレンジメントに重宝です。パイナップルと同じ属、チランジアも同じです。

ブロメリアは一生に一度だけ花をつける一回結実性植物、花が終わる前に何等かの形で子孫を残すとのことです。ブロメリア科(パイナップル科)はとても大きなグループで、8亜科58属約3200種くらいあるとのことです。ブロメリア科のポルテアの一種だと思いますが、詳細は不明です。

学名:Portea petropolitana (Wawra) Mez 、Portea petropolitana var. extensa の品種に限りなく近いです。
Ref: https://en.wikipedia.org/wiki/Portea_petropolitana

 

ワックスフラワー ジュピター

オーストラリア西部原産。現地では4mにも達します。小花ですがちょっとワイルド感がありナチュラルな枝ものなどによく合います。uncinatumはラテン語で「引っかかる」という意味で、細い葉が絡まりどこかに引っかかりやすい事からとの事です。また蕾がつややかでまるでワックスがかかっているような花からワックスフラワーともよばれます。花びらはシングルかダブル、白、ピンク、ベージュ、そして最近は黄色などもあります。しっかりと水揚げすれば10日は長持ちしてくれます。南半球からの輸入のため夏の間は入手できませんが、秋から春まではちょうど現地が暖かくなるためクリスマス時期はとても重宝してくれます。独特の匂いがありますが、それも魅力と感じます。
 

マトリカリア シングルベグモ

小さくてかわいいキク科の小花で、バルカンやコーカサスなど西アジアが原産です。花も葉も多くついていますので整理してからのご利用をお薦めします。数日経つと花粉が飛び出しますので花粉症で敏感な方は注意が必要です。秋から春まで出回りアレンジメントや小さなブーケに大活躍です。