花の色 黄

フリージア ベルサイユ

花の蕾は大きく丈も十分で、かなり立派なお品です。3月はフリージアの需要が高く好みの色が出ててこない場合もありますので事前連絡でお取り置きして頂きました。香りもよくイギリスのウェディングでもとても人気のお花です。色は白、紫系、ピンクがありますが、私にとっては'ベルサイユ'-黄色は新しい品種です。今回は仕分け中流れ作業で葉を落とした状態の物をお渡ししてしまい、手元にはボサボサのものが残っていました。枝物と合わせる場合は葉があった方がよかったかもしれないですね。今更ですがちょっと反省です。使った生徒さんは非常に良いお花とコメントしておりました。

アフリカ南東部、ケニアから南アフリカのケープ州の原産 花びらはシングルかダブル、色は白、クリーム、オレンジ、赤、ピンク、赤紫、ラヴェンダーや紫など様々。現在の一般的なフリージアは、19世紀に F. refracta and F. leichtliniiとの交配種を基にして掛け合わせたものです。芳香もあり一つ一つ順番に花が開花するため一週間くらい楽しめます。萎れたフロレットはすぐに切り取りましょう。

ラナンキュラス キティラ

'キティラ'は鮮やかなレモンイエロー。今回はあえて小ぶりをえらびました。2月に引き続きリピ買いしています。花持ちは非常によく、このリストを作成しているのは購入から12日たっていますがいまだに美しく開花しています。5色以上を使う多色のアレンジメントのメンバーです。やはり目を捉えないとですよね!

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば、極めて丈夫です。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。

キルタンサス

鮮やかな黄色なのですが光線の加減でレモンイエローにも見えます。オレンジよりよく目にしますので流通量は黄色の方がおおいのかと思います。南アフリカの球根植物で7月から2月位まで大変開花時期が長い種類です。管状の花が放射状に広がりこの形も独特。鮮やかな黄色が目に留まりますね。ほのかな香りも楽しめまるはずですが今回はあまりかんじませんでした。茎が大変柔らかいためアレンジよりもブーケ向きです。白やオレンジ色もあります。

白 Cyrtanthus mackenii var. mackenii 南アフリカ共和国クワズール・ナタール州の南部(KwaZulu-Natal)原産
黄/クリーム色 Cyrtanthus mackenii var. cooperi クワズール・ナタール州より少し南の東ケープ州に分布

菜の花

灯火の原料として平安時代に到来。明治になると食用のセイヨウアブラナ(Brassica napus)がドイツより入ってきたとの事。学名にあるBrassicaはラテン語でキャベツ=食べられる葉の事で、それが野菜の花とされ、「菜の花」の名前となっています。もともとは西アジアの高原に自生、地中海で栽培が始まり広まったようです。上巳の節句のお花の一つとして桃の花と共に入荷しました。いやいや市場に並ぶとなかなかのよい値がついていました!需要が集中しますのでこればっかりはしょうがないですね。今年は今の時期寒かったのですぐには花が咲かず5日遅れで開花。

学名のBrassica napus L.とBrassica Campestrisは同じ種です。西アジア 北ヨーロッパ原産
Brassica napusはセイヨウアブラナです。北ヨーロッパ シベリア原産

パンジー ジュエリーボックス

園芸品種として1800年代に北ヨーロッパにてサンシキスミレとビオラなどを交配して生まれたようで、今日では数えきれないほどの品種があり、色も緑以外はほとんど出ています。 フローリストが使うパンジーは丈が長めに栽培されているひらひらフリルのフレンチタイプものです。茎が柔らかく吸水フォームには向きません。小さなブーケが一番この花の魅力を出せると思います。一足先に春。この時期沢山使いたいお花です。

最近は品質もよくなりぐっと日持ちするようになりました。特別な手入れは不要です。茎を時々切り戻しリフレッシュしてあげましょう。

ラナンキュラス ラックスピュタロス

ラナンキュラスラックスシリーズの一つで大変鮮やかな黄色です。ひらひらとしたデリケートな花びらで蝶が舞うような軽さがあります。寒い時期は2週間位咲き続けます。他の色はクリーム地にピンクや優しいオレンジが乗るもの、ちょっとだけしぶいオレンジ系など豊富になってきました。葉も大きく茎も太い物を選んでください。先端の蕾までじっくりと時間の経過とともに咲いてきます。軽さが欲しい春のアレンジメントやブーケには本当にぴったりな花材です。

ラナンキュラス ラックス(Rax) シリーズは花びらが通常のラナンキュラスより少なく、一重咲あるいは少な目の八重咲で、見た目にも軽いお花です。ラックスシリーズは色も豊富でギリシャ神話からとった素敵な名前の品種が沢山あります。品種改良に携わった綾園芸さんの解説によると、花びらには光沢がありラナンキュラス+ワックスでラックスと命名との事です。

花のサイズにバリエーションがあり大変使いやすいのですが、小さな蕾が付きすぎている時があります。そんな時は今咲いているお花に栄養を集中するため、ある程度整理してしまいましょう。水はやや多めに管理し、給水フォームでアレンジする場合は水切れさせないようこまめにチェックをしてください。先端に行くにつれ茎は柔らかいためフォームを使うときは優しくお取り扱いです。

ラナンキュラス アベロン

レモンイエローの上にオレンジが強く出るピンクの複色です。色には個体によりかなりばらつきがありますがそれでもレッスンではOKです。蕾の段階ですでに大きいためきっと大きくなると思います。あっという間になくなりました。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば極めて丈夫です。もし脇から枝分かれして小さな花をつけていたら切り落としましょう。ブーケにもアレンジにも万能です。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。

フリージア アラジン

春の球根植物の一つで芳香があります。花を選ぶときはできるだけ丈が長く太い物にしています。もしご家庭でお使いになるのでしたら多少曲がっいるものの方がお手頃に入手できる事もあります。葉の状態も大事。濃くて長い葉がふさふさあるのが良いです。蕾が固くてもよいお品を選べば順番に大きく開花してきます。花瓶に入れる時は葉は落として下さい。ナイフや鋏もしっかりと消毒し茎を斜めに切り清潔な花器でお楽しみ下さい。

アフリカ南東部、ケニアから南アフリカのケープ州の原産 花びらはシングルかダブル、色は白、クリーム、オレンジ、赤、ピンク、赤紫、ラヴェンダーや紫など様々。現在の一般的なフリージアは、19世紀に F. refracta and F. leichtliniiとの交配種を基にして掛け合わせたものです。芳香もあり一つ一つ順番に花が開花するため一週間くらい楽しめます。萎れたフロレットはすぐに切り取りましょう。

英語の花言葉に友情という意味があります。卒業式に配られるのはその花言葉からだと思います。フリージアも3月から4月が出荷のピークとなり、卒業式の時期に旬を迎えます。

スイセン 球根付 テータテート/テタテタ

Narcissus 'Tete-a-Tete'、'テータテート、テタテタ' 日本では様々な呼び名がついていますが、原種系のミニ水仙で芳香もあります。球根付きで流通しており一つの球根から3-5個も花芽が上がってきます。冬の寒い時期から黄色い花が咲きますのでとても華やか。一株にいくつも花が上がりシクラメンのような形になるため、シクラメン水仙とも呼ばれます。ヘアサロンにはグラスに入れてお届けしました。

水仙は英国王立園芸協会で大きく14類に分類されとても数えきれないほどの品種があります。一般的に背丈が20㎝位ある物は、復活祭(イースター)前の四旬節(レント)の時期に咲くためレントリリー、イースターフラワーなどとも呼ばれます。

ナルシッサスは切り取ると茎から粘った液が出ます。この液は他の花に悪い影響を与えてしまいますので単独で水あげをしてください。一日個別管理の後は他の花と一緒に花瓶にいれても大丈夫です。念のため液が手についた時はすぐに洗い流してください。

ref: https://mikawanoyasou.org/data/suisenengeishu.htm ←いつもとても詳しく解説されています

ラナンキュラス キティラ

'キティラ'は鮮やかなレモンイエロー。2月はいつも目に鮮やかな色が使いたく反対色の濃い紫のムスカリと一緒に入荷しました。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば、極めて丈夫です。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。