春 3月~4月、5月中旬ごろ

ファレノプシス/胡蝶蘭

早春から夏にかけてが花期の為、今は季節的に小ぶりですが色は鮮やかで目を捉えます。もう周年入手する事ができてありがたいですね。蘭類はとても暑さに強く、ウエディングではよく利用いたします。特に髪につけるヘッドドレス、胸元を飾るコサージュやブートニア、そして手首につけるリストレットなど、人間の体温の影響を受けやすい箇所の飾りには大変重宝します。小さくても、一つでもエレガントさは変わりませんね。

東南アジア生まれのランの園芸品種です。花を扱う時のナイフはいつもしっかりと消毒をし、夏の時期は少しこまめに水替え&切り戻しをかけて下さい。暑さには強い花ですので一週間はお楽しみいただけると思います。上手に管理すればもっと長持ちします。

カーネーション 'バニラミナミ'

バニラアイスクリームのような色。珍しかったので購入しました。しっかりと展開して綺麗でした。カーネーションは春から初夏にピークなのですが、周年どこかで栽培されていますので、通年入手可能です。丸く目を捉えるフォームフラワーの為基礎的なアレンジメントにはとてもよいチョイスだと思います。ラインフラワーのリンドウと合わせて持ちかえりました。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、花瓶をきれいに洗い、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒です。

ヒメアスター/姫アスター 'ステラディープブルー'

枝分かれが深いスプレータイプのアスターです。花も直径約2㎝位で花と花の間に埋めるトランジショナル(transitional)フラワーとして入荷しました。中国北部原産。サツマギク、蝦夷ギクとも呼ばれています。よく枝分かれしているためアレンジメントにもブーケにも活躍です。菊類はいずれも長く咲き続いてくれます。花の色も変化なし、葉も枯れず緑を保っています。小さな名脇役で活躍します。春によく使っていましたがキク科はこれからがピークシーズン。それなりのお値段の物を使えば長くお楽しみいただけます。色は濃いピンクや赤など強い色が多いですが今回はちょっと明度が高めの紫かな。

菊類は強いのである程度整理されていれば水あがりは良好です。水に浸かる部分の葉は絶対に取り除き、花瓶の水を替える時はかならず斜めに茎をカットしましょう。まだ暑いので少し頻繁に水替えが必要です。

ファレノプシス/胡蝶蘭 ロッティプリンセス

優しいく薄い黄色とピンクが混ざったような色です。派手さはなく上品です。何に入れても品よくまとまるような気がします。

蘭をはじめトロピカルなエリアで育つ花々は暑さに強いですが、人にとっても暑いと感じる時は毎日お水替えをしてください。茎も洗い、少しずつナイフでカットし茎の先端をリフレッシュしましょう。ちょっとの手入れで花は長くお楽しみいただけます。もしアレンジメントに入っている場合は、最後に残るお花だと思いますので、茎を切り戻し一輪挿しにして飾ってもよいと思います。

トルコキキョウ NFマンゴー

E. 'NFマンゴー' 何と言ってもこの柔らかな雰囲気の色が魅力的です。優しいクリームにうっすらとしたピンクが混じり、甘いアプリコットの果肉のような雰囲気が漂います。花弁のフリンジも強すぎず気品あふれるユーストマです。 いつも気温が上がってきたらトルコキキョウの季節と思っています。他の季節も流通量は豊富ですが、やはりこの時期に咲くお花ですので暑さに強いのです! ダブル咲きでよい物は一枝から5輪ほど花が付いています。この時期長くお楽しみいただけるお花の一つかと思います。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。もともとは初夏のお花ですが、今は栽培により一年中入手が可能です。

スプレーバラ ラミネートローズ

利用している世田谷市場でローズフェアをしていました。ふと見ると普段は見つけられない梶農園さんのバラを発見しました。むろん即買い。宮城県でとてもよいバラを生産なさっています。暑さにも関わらず約一週間も楽しみました。梶農園さんはどのお花も丁寧に仕上げていらっしゃいます。こちらのオーナー様とは弊社輸入のバラの棘取にて長年お取引をさせていただいております。またぜひ他のバラにも巡り合いたいと思います。

生産者: 宮城県梶農園さま

バラ ラプソディ+

春がピークのバラですが、こんなに暑くなった7月でも頑張ってくれるお花です。昨年秋に入れたR. 'ラプソディ'よりかなり大きなサイズで90㎝位ありました。年間を通してこのサイズが入手できればと思います。ノーブルで私の好きなバラの一つです。

ファレノプシス/胡蝶蘭 ソーゴユキディアン

品格がありやはりこの花はサイズの大きなアレンジメントには万能です。猛暑が続く季節はラン科の植物は大変助かります。ステムが長く花付きもよかったためかなり慎重に水あげしました。最初にきちんと水が上がれば大丈夫でしょう。

蘭を始めトロピカルなエリアで育つ花々は暑さに強いですが、人にとっても暑いと感じる時は毎日お水替えをしてください。茎も洗い、少しずつナイフでカットし茎の先端をリフレッシュしましょう。ちょっとの手入れで花は長くお楽しみいただけます。

カラー キャプテンベンチュラ

色はクリームがかかった色白です。白と言ってもよいくらいですね。カラーは今頃沢山の種類が出回ります。クリスマスごろよりもお手頃感があり使い時かもしれません。ただし暑い時期は注意が必要です。茎が柔らかくバクテリアがついていれば花瓶の中で茎がぬめって溶けてしまう事もあります。よく観察してください。

今回入荷のZ. 'キャプテンベンチュラ’は60㎝ありすらっとした茎でモダンな雰囲気の花です。高めにアレンジしたい場合は太い茎を選びましょう。給水フォームに挿す時は、予め木の枝などで穴をあけておくとよいです。

カラーも一度水が上がれば浅水が相応しく、ご自宅では切り戻しをかけながら管理して下さい。気温が高くなるとどうしてもバクテリアの発生により茎が柔らかくなって傷むものがあります。もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。なかなか購入時にはその見分けもつかず難しい所です。モノによっては2週間楽しめるものもあります。

どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。