5月 母の日

日本でも5月の第2日曜日は母の日です。カーネーションを送る習慣の始まりは1907年アメリカのウエストヴァージニア州の女性、アンナ・マリー・ジャービスAnna Marie Jervisさんの運動でした。彼女の母は長年メソジスト教会の日曜学校の牧師をしていました。アンナの母が亡くなった時、母が大好きだったカーネーションを捧げ敬った事から、母親への感謝の気持ちをカーネーションで表す習慣が世界中に広まりました。もちろん次第に広がったわけではなくアンナさん自身が国民の休日にするようにと政府への働きかけがあったためです。カーネーションの花の色については当初は白でしたが、花屋のプロモーションにて母親が生存している場合は赤、故人の場合は白となっているそうです。裏事情は、白いカーネーションが不足するため赤いカーネーションも売ろうとしたためでした。カーネーションは香もよく大変長持ちです。しかも一年中ある大変優れたお花で、近年は交配も進みとても美しい花が多くなりました。

さすがに赤いカーネーションだけのブーケは私の周りでは見ませんが、やはりお母さんにお花をお贈りする方は多いです。ちょっと前までは鉢植えのスプレータイプのカーネーションが人気でしたが、最近はアジサイのポットフラワーが市場に並びます。アジサイは日本原産の花で、シーボルトによりヨーロッパに持ち込まれました。日本の風土にもよく合い育てやすく、梅雨時もアジサイにとっては得意な季節。今年は特に品種改良された珍しい色や、華やかな花びら(実はガク)の花が人気となっています。

贈物も流行がありますので、上手に情報を入手して早めに予約を入れてしまう事がスマートですね。今年はアレッポの石鹸を6個も入れた大きめのバスケットアレンジメントをデザインしました。では素敵な母の日を。Happy Mother's Day!

母の日 アレッポの石鹸とお花のバスケットアレンジメント
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